タバコと健康
ストレス発散のためにタバコを吸う人もいますが、健康への害が大きいです。タバコの煙にはニコチンやダイオキシン、発がん性物質、一酸化炭素などたくさんの有害物質が含まれています。喫煙を続けるとガンや脳梗塞、十二指腸潰瘍といった寿命を短くするような病気のリスクを高めます。
特に咽喉ガンの96%はタバコが原因で、喫煙開始年齢が20歳より若ければ若いほど心筋梗塞やガンで死亡する確率が高いです。男性は薄毛になりやすく、シワが増えるので女性の容姿も悪くなります。ニコチンは依存性があるため、禁煙をしてもニコチンの離脱症状により頭痛やイライラで生活の質が落ちてしまいます。離脱症状は2週間~3週間で治まるので、その期間は強い意思を持つ必要があります。タバコが与える健康被害は、喫煙者だけではありません。
喫煙者と同じ部屋にいる人は、煙を吸ってしまうことで受動喫煙者になります。受動喫煙によって体内に入る煙は、喫煙者の1%~10%ほどですが、煙に敏感に反応することでた大量にタバコを吸ったのと同じ状態に陥ります。夫が喫煙者だとその妻は3倍も肺ガンになりやすく、5歳以下の子供は知能指数が低下します。家族の健康を守るためにも禁煙に努めなければなりません。